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2013年5月29日水曜日

中東で新型コロナウイルス(MERS)感染経路

2014年4月サウジアラビアでの死者が102人に達して、患者は399人となった
市内ではパニックがおき、薬局のマスク売り場に人が群がっているという
学校を休ませる親も出て、学校はマスクをしてくるように、と言っている

詳しい最新情報は英語のサイト「鳥インフルエンザ日記」に書かれています
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://afludiary.blogspot.com/2013_03_01_archive.html&prev=/search%3Fq%3DFungus%2Bof%2BH7N9%2Bhighly%2Bcontagious%2Bis%2Bdiscovered%2Bin%2BChina%2BNature%2BCommunications%26biw%3D1092%26bih%3D482
右の「AFDの迅速な検索」の中のキーワードをクリックすれば
最新情報が表示されます

2013年9月8日最新感染者110人、死亡52人
効果的な治療法が見つかった、フランスのニュースから
http://sciencesetavenir.nouvelobs.com/sante/20130909.OBS6075/un-traitement-efficace-chez-le-singe-contre-le-nouveau-coronavirus.html
抗ウイルス薬、ペグインターフェロンとリバビリンを組み合わせた治療が効果的だったという
治療はなるべく早くに始める必要があるという

2013年8月30日感染者数104人、死亡49人、今も多くの患者が集中治療室にいます

2013年8月25日 患者の家の近くに生息するこうもりから
患者と同じDNAのウイルスが見つかった、とCDCのレポートです
http://wwwnc.cdc.gov/eid/article/19/11/13-1172_article.htm
コウモリから直接人間に感染しているとは考えにくいので
間にラクダやヤギなどの何かの動物が関与していると考えられています

2013年8月11日
やはりラクダが感染源として怪しい、というニュースが世界を駆け巡っています
こちらはアメリカのニュース
Source of infection of the MERS camel
まだ確定されたというわけではなく、似たような抗体がラクダから
検出された、という段階です
イスラムの風習として、動物の肉をささげる、というものがあるらしく
ラクダ肉も例外ではないというので、警戒が続くということです

5月に死亡したフランスの患者は
ドバイに旅行に行って感染したと言われています
中東に旅行した人の家族も次々に感染しています
この病気について、とても詳しい記事です(ロシア語)
http://www.gazeta.ru/health/2013/05/29_a_5360813.shtml
新型コロナウイルス、MERSは
(Middle East Respiratory Syndromeの略)
人から人への感染で感染が拡大しています。

フランスで亡くなった患者は、なかなか診断が出なかったので
入院中に、隣のベッドの患者に感染させてしまいました
この患者の初めの症状は、胃腸疾患で
最後は多臓器不全でした
このウイルスが消化管に感染することは確認されている
うつされた患者は、人口呼吸器がないといけない状態となっています
この患者は3日間同じ病室にいましたので
潜伏期間が9~12日ではないか、と言われていて
今までの常識だった1~9日より長く
この病気が疑われる患者は、長期の隔離(最低でも12日)が必要になるかもしれない
と書かれているのはこちら(英語です)
http://www.forbes.com/sites/robertglatter/2013/05/30/mers-update-incubation-period-longer-than-previously-thought/
そして防護服とN-95マスクが必要です

そしてアメリカの記事です
http://vitals.nbcnews.com/_news/2013/05/29/18591598-family-cluster-shows-mers-virus-follows-odd-pattern?lite
ここには、患者は男性が多い、と書かれています
患者が隔離されるまで、家で面倒をみていた
妻、母親、姉妹に感染者がでていないのに
患者の息子、またその息子は次々に感染しているという
この息子は死亡
医療従事者で感染した4人も男性だという、スタッフは24人もいたのに
理由はわかっていない
このように、SARSほどの感染力はない、ということだ
この家族は、サウジアラビアの首都リヤドに旅行に行って感染したらしい

ほとんどの患者は重症急性呼吸器疾患を発症、発熱で入院する
これはSARSと似ています
しかし、胃腸に症状(下痢)、急性な腎不全がさらに深刻さを増している
患者が確認された国は、ヨルダン、カタール、アラブ首長国連邦です。
その他感染者が出たのは、ドイツ、フランス、イギリスとチュニジア
イギリスでの感染者は、サウジを旅行して発症した感染者の家族だった
サウジでの23人の患者はのうちほとんどが、病院内で感染していたことが
わかっている

コウモリがもともとの宿主らしいが、なにかが仲介しているらしく
それがなにかもわかっていない
ただ先ほどのリヤドに旅行した家族は
ラクダとの接触はあったという

WHO事務局長チャン氏はこう言った
「それは問題の起きた国が一国で対処するとか、その国で全てを管理するとか
 そういう問題ではありません
 私たちは、自然のどこにこのウイルスが隠れているのかわかっていません
 私たちは、人がどうやって感染するのかわかっていません
 それらに答えが出るまで
 私たちは何の知識もないまま、予防の対策をしなくてはなりません
 警告の鐘は鳴りました
 そして私たちはこれをやり遂げなければいけないのです」

SARSはイソジンでのうがいが効果的だったという

アメリカCDCはホームページでこう書いている
 「治療法はありません」

2013年5月31日付けロイターが伝えたところによると
イタリアでも患者が発見され入院した
この男性は、ヨルダンに滞在していた時に、息子がインフルエンザだった
と言っているという
6月2日、彼の同僚と孫娘も感染確認で入院
彼と同じ航空便に乗っていた乗客に連絡を急いでいる
6月5日孫娘は元気になって退院のニュース

5月31日にはサウジで新たに3人が死亡し、死者は30人になった
サウジの患者は同じ病院で透析の治療を受けていたという
6月18日サウジで新たに4人が死亡し3人が新たに感染した
(上の数字とあわないのは期間の問題だと思います)
それらは首都リヤドやジェッダの紅海湾岸都市でおこった
これでサウジの感染者は49人うち32人が死亡した。

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