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2014年5月17日土曜日

麻疹ウイルスで全身癌を治療し成功、アメリカの女性

これは散在性癌の全身腫瘍溶解性ウイルス療法といい
これが人間でのはじめての治療例、そして成功例となった
患者は2人、多発性骨髄腫で、幹細胞移植や化学療法に失敗している
そのひとりErthoitzさん(50歳)は、寛解といわれる状態にまで回復
9ヶ月間、ガンのないまま過ごしている
寛解とは、永続的、または一時的に、病気による症状が好転または
ほぼ消滅し、コントロールされている状態のことをいう(wiki)
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/northamerica/usa/10834778/Massive-dose-of-measles-virus-kills-cancer-cells.html&prev=/search%3Fq%3Dkilled%2Bmeasles%2Bvirus%2Bcancer

患者には、普通の麻疹予防接種の1000万回分の麻疹ウイルスが接種された
このウイルスには手が加えられている
この実験はアメリカ、メイヨークリニックで行われた
この治療の考え方は、実は数十年前から存在していた
マウスでは成功しているが、人での成功は保障されていなかった
患者はボランティアとして、この実験に参加した
Erthoitzさんの頭はすでにがんでいっぱいの状態だったという

ウイルスの投与は、初め感染単位で100万が接種されたが、効果がなく
最終的には、1000億まで上げられた
接種後5分で、彼女は激しい頭痛に苦しみ、熱が出た
しかし36時間後には、腫瘍は姿を消していた
接種はこの1回だけだった
この治療は体内の正常な細胞に危害を加えることはありません
と研究者のスティーブン・ラッセル氏は言う

これらの患者は、ウイルスと戦う免疫がなく、その間にウイルスが
ガンを攻撃したのだと考えられている
ウイルスはガン細胞と結合し、ガン細胞を爆発させる
治療のプロセスは、まず血液中に広がったウイルスがガンを破壊し
その後患者の免疫系がきて、ウイルスの残りを運び
残りのガンを破壊し続け、ガンを一掃したと考えられている

もうひとりの患者は、経過はよく、治療にもよく反応していたが
9ヵ月後、がんが元に戻ってしまった

「明日私にこの治療をしてください、という患者がたくさんいるが
 残念ながらそれは不可能です」と研究者は言います
そしてこの治療を同じ患者に2度する、ということはありません

次のスッテップは、9月に行われる、大規模な試験で、すでに大量のウイルスが
準備されようとしている
そしてその他のガンにたいする治療効果の実験や
麻疹以外のウイルス(ヘルペスやポックスウイルスなど)の
有効性を確かめる実験も予定されている
3,4年以内に、このような治療が骨髄腫,すい臓ガンの標準治療になるだろう
という研究者もいる

新しい薬、というものに期待しがちですが、実はすでに身近にあるものが
特効薬になったりするのですね
ほかの病気の治療法も、このようにどんどん開発されることを切に願います
そしてそれらがもっと早く日本でも使えるようにしてください、お願いします

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http://unyunenemama.blogspot.jp/2014/05/blog-post_4936.html