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2015年6月3日水曜日

運動会の組み体操でけが(骨折)

スポーツ庁の調査で、学校の組体操で9人が死亡していたことがわかった。
46年間で障害が残った子は92人。
毎年8000件の事故がおきている。
それでも文部科学省は中止させない。

うちの子の中学校では、運動会の組み体操の練習で
尾てい骨骨折をした男の子がいました。ほかにも捻挫が数人。
裁判もたくさん起こされていて、「5段以上は危険」という判決も出ています。
早くやめさせてください。

NHKで放送された番組には、練習中に頭蓋骨骨折、脳出血、腹腔内出血で
入院している小学生が出ていましたが、
この取材の最中に、頭蓋骨骨折の中学生も搬送されてきたそうです。
https://twitter.com/ryouchida_riris
この病院の医師は「けがで救急搬送される子どもは年々増えている、
危険な組体操は、はやく中止にするべき」と話していました。

取材をうけた小学生は出血がひどかったものの、手術で一命を取り留めたそうです。
出血多量で死んでしまうかもしれなかったのです。
血まみれの友達を見ていた子どもたちも、ほんとうに怖い思いをしたことでしょう。
てっぺんから落ちるのは、シートベルト無しで、
時速30キロで衝突するのと同じ衝撃だそうです。

この問題に詳しい名古屋大学、内田良先生(学校リスク研究所)
もNHKに出ていました。
7段タワーはビルの2階の高さになるそうです。
一番下の子は、崩れた時に救助ができないそうです。
圧死する、ということです。
大型ピラミッドでは、一人に200キロの負荷がかかるそうです。
実際下敷きになって何度も手術をしている女の子もテレビにでていて、
「死ぬかと思った」と言っていました。

内田先生は、一体感が得られる、感動する、などということよりも、
今、現実に何がおこっているのかをしっかり見つめてほしい、と言っています。
私もそう思います。

この組体操ができた時に一番うれしいのは教師でしょうね。
子どもは地獄の練習が終ってうれしいようです。

NHKは文部科学省にも取材をしています。
文部科学省、日向参事官は
「安全でないのなら、やるべきではない」と言っていました。
やるべきではない危険なことを学校がやっていたら、やめさせてよ。
なんで何もしないのかな。

うちの子は小学校ではそんなに高いものはやっていませんでしたし、
中学では男の子しかやらなかったので、
こんな深刻な話だとも思っていませんでした。
一番てっぺんに立たされる子どものお母さんは何も言わないのでしょうか。
私だったら今までの子供のけがの資料を持って、校長室に行きますけどね。

そして運動会が終ったら、お約束の「運動会を終えて」の作文を書かされる。
そして子どもは、先生にうけがいいような心にもないことを書き連ねるのだ。
うちの子は「全員で団結したこの貴重な体験を、これからの学校生活に生かしていきたい」
とか書いていた。
毎年これで乗り切っている、と言っていた。
心にも無い、と言ったのは子供自身です。

こんな風に、子どもの命が危険にさらされているのに、
なぜPTAは何も言わないのでしょう。
私はこのように無能で役に立たないPTAが大嫌いです。

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