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2015年6月20日土曜日

ダチョウがウイルスから人類を救う?

韓国MERS関連のニュースで、
コロナウイルスの感染予防ができるスプレーが、
ダチョウの卵から作られた、というニュースがありました。
このスプレーはすでに大量生産が始まっていて、アメリカ、韓国では配布されている。
開発したのは日本人。京都府大の塚本教授。
塚本教授は米国陸軍感染症研究所との共同研究をしている。
このスプレーの効果は、同研究所で検証が行われている。

ダチョウは傷の治りが非常に早いことから、教授は免疫力が非常に高いことに注目。
ダチョウは世界中の感染症に対しても大きな抵抗力を持っているという。
このダチョウの卵は鶏の30倍あるので、大量の抗体が作れると考えた。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=aPRodLGjBMc4
そしてダチョウは卵を1年で100個も産む。
さらに40年間も産み続けられる。
低コストを実現できる、それはなんと400分の1。
さらにダチョウの抗体は鶏の20倍もの強さでウイルスを殺すこともわかった。
さらにこの抗体は熱にも強い。

教授はオーストリッチファーマ(株)という会社を創設した。
http://www.jst.go.jp/seika/bt23.html
このサイトには「ダチョウ抗体が人類の救世主となる」と書かれています。
ウイルスをダチョウに投与し、ダチョウの体内で出来た抗体を卵から取り出す。
この方法で、感染症やがんの治療薬もできると考えられている。

この研究でできた抗体を使ったマスクがネット通販で買うことができる。
「ダチョウ抗体マスク」で検索してみてください。
5枚で1000円くらいです。
普通のマスクだと、ウイルスが人体に入るのを防ぐことができたとしても、
マスクの表面についたウイルスが手に付くなどして感染してしまうことがある。
しかし、このマスクは、ダチョウ抗体がマスクに付いたウイルスを
なんと無害化してしまうのです。
マスクは強毒性インフルエンザH5N1に対応したものも製品化されています。
このマスクが注目されたのは2009年のH1N1の流行時だった。

私はダチョウマスクを今日始めて知りました。
こんな素晴らしい発明を、それも日本人の世界での活躍を
なんでもっと日本のマスコミは伝えないのだろう。

ダチョウの抗体はアメリカでもまだ承認されていないので、
人体への投与はできないが、
スプレーをドアノブなどに使うことによって感染を防ぐことができるという。

この人のブログが面白い。
http://d.hatena.ne.jp/yamada-home/20081222/1229938162
ダチョウは人類を救うかもしれないが、日本人は救えないかもしれない、
と書かれている。
また例によって、厚生労働省のせいです。
ダチョウの餌は捨てられる「もやし」だとも書かれています。

私は昔、星新一というSF作家が好きで、よく読んだのですが。
この人のショートショートに「おかばさま」という話があります。
コンピューターのお告げによって、人間はカバを家畜にします。
ある日、地球上の家畜の全てが病気で死んでしまった後、カバだけが生き残り、
人類を救ったのです。
そして人々はその後もカバを「おかばさま」と呼んで大事にした、という話です。

ダチョウが3000羽いれば、半年で日本人全員分の抗体が作れるといいます。
理論的にはどんな怖い感染症が世界で大流行したとしても
ダチョウが日本人を救ってくれることになります。
これが実現すれば「おダチョウさま」です。
しかし現実は今までのシステムで、というお役所が邪魔をしそうです。

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