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2017年2月8日水曜日

コンビニの面接

コンビニでは、どのような面接をしたら、応募者が
「このお店で働こう」と思うでしょうか。
今のコンビニは社会問題になるほどの慢性的な人手不足です。
面接とは名ばかりで、お店が人を選ぶのではなくて、
応募者がお店を選ぶ、というのが現実です。

私は、あるコンビニの求人を見つけたので、面接に行ってきました。
ある程度自分の希望にあっていたのと、勤務地で決めました。
店長が面接をしたのですが、結果的にこのお店で働くのはやめました。

やめた理由は、店長のものの言い方でした。
「あいさつができないとか、そうことがあれば、遠慮なくやめてもらいます。」
だそうです。
人には困っていないのかもしれません。
いや、そんなコンビニが求人を出すはずがありません。
このお店の店員さんは外人さんばかりです。
素直に「日本人は久しぶりだな、ぜひうちで働いてください」
とでも言えばいいのに、と思いました。
初めは偉そうにしていないと、しめしがつかない、とでも思っているのかもしれません。
とても残念だと思いました。

私は仕事の経験者なので、いまさら研修をする、というのもやめた理由です。
さらに研修期間は時給が100くらい安くなるというのです。
全くはじめて、というのならしかたがないですが。
即戦力、という言葉を知らないのでしょうか?
たぶん、新人をベテラン扱いすると「つけあがる」と思っているのでしょう。
それとも、うちの店のやり方を覚えてもらう、ということかもしれません。

しかし、コンビニの仕事は、どこの店でも全く同じです。
それで、人手不足の時には、助っ人に派遣が頼めるのです。
いつでも、どこでも同じ仕事だから、派遣はどこの店でも仕事ができるのです。

それでも「うちのやり方」を誇示するお店も多いです。
こういうお店は、とても働きにくいです。

本当は「応募してくれてありがとう、うちで働いてくれるの?うれしいな」と思っているくせに、
なぜ、この文章のはじめに書いたような態度をとる必要があるのでしょうか?
私には理解のできないことです。
このお店は、きっと応募してくる人がたくさんいるのでしょう
(なんてことはないと思いますけど、笑)

採用側が面接でこんな横柄は態度をとってもよかった時代は終わったのです。
今はひとりでも多くの店員を確保しないと、
お店がつぶれてしまいます。
派遣は時給がとても高いようです。
「今月は予算がないからもう派遣は頼めない」と言って、
店長が12時間以上も働く、なんてよくあることです。
さらに「今日はあなたと二人です、よろしく」と店長に言われたことがあります。
ある程度お客さんがくる店を、たった2人で営業するのは、
ものすごく忙しいし、品出しなどをする余裕はありません。
営業できる最低限のことしかできないのです。

面接で横柄な態度をとる店長は、社会情勢や、現実がわかってないのかもしれません。
もしくは、もう、日本人じゃなくてもいいや、ということかもしれません。

NHKの番組で「アベノミクスを支えるのは、女性と高齢者と外国人」
という情けない話をききましたが、
コンビニはまさにそのとおりです。
70才過ぎた女性もいましたし、80才を過ぎた人も現役で働いています。
一度仕事を覚えてしまえば、いつまででも働けるような内容、ということです。

というわけで、電話をしてとても感じのよい対応をしてくれたお店があったので、
明日面接に行ってきます。
つまり、一番はじめに書いた、応募者が働きたい、と思うような面接は、
お店の人の誠意、ということかな。

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