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2018年2月21日水曜日

ステロイドで末期の苦痛を緩和

ステロイドは魔法の薬とも言われ、膠原病、癌、気管支喘息、皮膚疾患など
様々な治療に使われる薬です。
もちろんその陰には様々で深刻な副作用があります。
最近はこの副作用の怖ろしさの方が協調され、怖い薬として有名です。
http://www7.plala.or.jp/machikun/katakoii1.htm

ステロイドはもともと体の中で作られている物質です。
人間はこれがないと生きていけません。
それを長期に投与することで、体内での生産が少なくなってしまうと
大変なので、この薬は少しずつ減らしていって止めることになっています。
ですから短期間の投与では大きな問題はない、と言われています。

ステロイド投与中は、人込みを避け、マスクをするように言われます。
免疫力が落ち、感染症にかかりやすくなるからです。
もともと感染症の患者への投与は慎重になります。

ステロイドには体の炎症を抑える働きがあります。
これには細菌感染やウイルス感染は除かれます。
炎症が原因の病気は無数にあるので、とりあえず治療法に困ったら使う、
というところもあるようです。
実際治ってしまうことも多いからです。

これで最近末期がんの苦痛緩和にステロイドを使ったら
苦痛が緩和されて、患者の生活の質が上がった、という話があります。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130925132706571
もちろん癌がよくなったわけではありません。
しかし、ある患者では肺がんの痛みが緩和され、呼吸の苦しさも減っていき、
食事量も増えていきました。
医師もその効果に驚いたと言います。
ステロイドは癌の痛み、食欲不振、吐き気、倦怠感、呼吸困難、浮腫に
効果があるのです。
まだこの使い方は広まってはいないようです。

私は最近耳の調子が悪く、耳鼻科でステロイドを出してもらいましたが、
炎症に効果があるからでしょうか、
痰が少なくなりました。
もちろん感染症である、非結核性抗酸菌症の治療では使いません。

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